デビューの頃、マンガ家として特に何か悩んだ事などはありますか?
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ローティーン向けの雑誌には向いていないと悩み始めた頃、それまでの連載などが名刺代わりとなって、他誌に読みきりを載せてもらえる事に。
その後、どんな漫画を描いたらいいのかわからなくなった時期には、ハワイ大学へ留学しよう! と願書を提出し、ドミトリーの寮母さんに挨拶もしに行き、車社会に備えて自動車教習所も第3段階くらいまで進みました。それと平行して、「これを置き土産の連載にしよう」と、ハワイ留学をする女の子の話を自分の納得のいくまでこだわって描いたら、それを見た青年誌の編集部から声がかかり、留学との二者択一に。「ハワイは来年行けるかもしれない。でも青年誌掲載というチャンスは二度とないかもしれない」と、漫画家の道を改めて選びました。
この読みきりをきっかけに「スピリッツ」での青年誌デビューが決定。「ちゃお」デビューの5年後の事でした(ちなみに、ハワイ留学娘の話は『南国カンカン娘』として単行本化されています)。二者択一で悩んだ時は、「楽しそうな道」を選び続けて現在に至っています